株を買うときの最も基本的なルール6つ

こんにちは、浦島太郎です。

株式投資には興味があるけど
ルールがよくわからずに始められずにいる。

こういう人、最近は特に多いのではないでしょうか。

この記事では
日本で株を買う時の最も基本的なルールを
5つ紹介していきたいと思います!

この記事を参考に
株式投資への一歩を踏み出しましょう!!

売買単位

株を買うといっても
日本に存在する全ての会社に投資できるわけではありません。

私たちが買うことができるのは
上場している会社の株だけです。

上場している会社の株には値段がついています。

これを株価と呼び、常に変動しています

例)
トヨタ自動車の株価は6月1日では9,423円、6月16日現在では10,175円
NTTの6月1日の高値(その日につけた最も高い価格)は2,929.5円、安値(その日につけた最も低い価格)は2,870円

では、トヨタの株は10,175円あれば買えるのかというと
そうではありません。

日本株は売買単位が100株と定められているからです。

言い換えると、100株以上100株単位でしか買えないんです。

つまり
トヨタの株を買うには最低でも
10,175円×100株=1,017,500円
必要になるということです。※手数料は考慮していません。

ただ、近年では100株未満(単元未満株)での購入方法もたくさん登場しています

ちなみに最近人気のアメリカ株の売買単位は1株です。

アメリカ株についてはこちらの記事もご覧ください!

アメリカ株が人気な理由

手数料

株を売買する際には
売買手数料がかかります。

買うときだけでなく、売るときにも手数料はかかります。

手数料がどのくらいかかるのかは、
どの証券会社で株を買うのかで変わってきます。

例)売買手数料が1.0%の時
・株価1,000円の株を100株買うには
 株券の対価:1,000円×100株=100,000円
 手数料金額:100,000円×1%=1,000円
 の合計101,000円が必要です。

・株価1,000円の株を100株売るには
 株券の対価:1,000円×100株=100,000円
 手数料金額:100,000円×1%=1,000円
 受け取り金額は手数料が差し引かれた99,000円となります。

しかし
近年では株の売買手数料は急激に引き下げが進み
手数料がゼロの証券会社も数多く存在
しています。

特にネット系の証券会社では
手数料がゼロであることが多いです。

SBI証券のホームページはこちら

楽天証券のホームページはこちら

指値注文と成行注文

株を売買するときに最も重要なのは値段です。

株価は常に動いているので
思ったような取引ができないことが多々あります。

例)
・買い注文を入力中に株価上昇したケース
 株価が500円だったので買い注文を入力したが、
 入力している間に505円まで上がってしまい505円で約定してしまった…etc

・売り注文を入力中に株価下落したケース
 株価が800円だったので売り注文を出したが、
 入力している間に790円まで下がって790円で売れてしまった…etc

このように、
「思ったより高く買えてしまった」
とか
「思ったより安く売れてしまった」
ということを避けるために登場するのが指値注文です。

指値注文とは株価を指定する注文です。

株価を指定することを指値と言います。

買い注文の場合は指値を超えると買い注文を出しても取引は成立しません。

逆に売り注文の場合は指値を下回ると取引が成立しません。

例)
・買いの指値注文
 株価4,000円のA株の買い注文を指値3,950円で発注した。
 しばらく約定しなかったが、その後株価が3,950円まで下がったところで約定した。

・売りの指値注文
 株価10,000円のB株の売り注文を指値11,000円で発注した。
 しかし、その後株価が10,700円までしか上がらなかったので約定しなかった。

指し値注文に対して成行(なりゆき)注文という売買方法もあります

成り行き注文を出すと
今ついている株価ですぐに取引が成立します。

値段はいくらでも良いから早く買いたい、または売りたい場合には
成行き注文を使います。

株の売買では
指値注文と成行注文をうまく組み合わせて取引していくことになります。

銘柄コード

上場している株式には
それぞれに銘柄コードというものが振り分けられています。

例)
トヨタの銘柄コード:7203
ソニーの銘柄コード:6758

例のように、日本株の場合銘柄コードは数字4桁で構成されます。

株式の売買注文を行う場合には
銘柄名ではなく銘柄コードを使う方が便利です。

コードは調べればすぐに出てきますので覚える必要はありません。

ここでは銘柄コードは4桁の数字ということだけ理解しておいてください。

立会時間

株式の売買ができる時間は市場が開いている時間(立会時間)に限られます

市場が開いているのは
平日の9:00〜11:3012:30〜15:00です。

9:00-11:30を前場、12:30-15:00を後場と呼びます。

売買が始まることを寄り付く、終了することを引ける、と言います。

これらの言葉を使えば、
・「相場は朝9:00に寄り付き、11:30に前引けする」
・「1時間休憩を挟んで12:30に後場が寄り付き、15:00に大引けを迎える」
と言い換えることができます。

頻繁に使われる基本的な用語なので覚えておきましょう。

また、立会時間外に出した注文は直後の寄り付きから約定していきます。

例)
・12:15に発注した注文は12:30(後場寄り付き)から執行されます。
・夕方16:00に発注した注文は翌日9:00(寄り付き)から執行されます。

市場

第1章でも説明したとおり
私たちが売買できるのは証券取引所に上場している株だけです。

日本には証券取引所がいくつかあるので
ここで整理しておきましょう。

まず、日本に存在する証券取引所は次の4つです。

・東京証券取引所(東証)

・名古屋証券取引所(名証)

・福岡証券取引所(福証)

・札幌証券取引所(札証)

ほとんどの上場企業は東証に上場していますが、
同時に複数の証券取引所に上場している会社もあります。

また、中には東証に上場しておらず
東証以外の取引所のみに上場している株もあります。

銘柄ごとに最良執行市場が決められていますが、
ほとんど全ての銘柄が東証になるので心配する必要はありません。

日本には4つの市場があるんだと頭の片隅に置いておけば十分です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。当たり前すぎたでしょうか…?笑
そのくらい基本的な内容です。

まとめると、
・日本株は100株単位での売買が基本だが、単元未満で取引する方法もある。
・株の売買には手数料がかかるが、近年では引き下げが進んでいる。
・株の売買には指値注文と成行注文の2種類がある。
・日本株には4桁の数字からなる銘柄コードが振り分けられている。
・立会時間は9:00~11:30、12:30~15:00。
・日本には証券取引所が4つ存在し、東証がメインとなっている。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!!

最後に一つだけ大事なことをお伝えします。

株式投資には元本欠損等のリスクが伴います
これらは全て自己責任と法律で決められています
この点だけはきちんと理解しておきましょう。
では、またお会いしましょう!