こんにちは、浦島太郎です。
株を買う時に皆さんは何を重視しますか?
値上がりするかどうか、という方が多いのではないでしょうか。
もちろん値動きはとても重要ですが
実は株式投資で利益を上げる方法は他にもあります。
今回の記事ではその方法について紹介していきたいと思います。
キャピタルゲインとインカムゲイン
企業は利益を上げるためにありますが、
その利益は誰のものなのでしょうか。
答えは「株主のもの」です。
社長や従業員のものではありません。
企業は、利益を上げるとそれを株主に還元します。
具体的には
株主に定期的にお金を支払うことによって還元します。
この時に支払われるお金のことを配当金と言います。
また、配当金を受け取ったことによって得た利益のことを
インカムゲインと言います。
一方で株価の上昇によって得た利益のことを
キャピタルゲインと言います。
株式投資をする時には
キャピタルゲインだけでなく
インカムゲインに着目することも非常に大切です。
配当利回りとは
配当金は全ての企業が出しているわけではありません。
例えば利益のほとんどを投資に回す企業や
会社の内部に資金を貯めておく企業では
配当金が少なかったり全く出ないこともあります。
ですので
配当金に着目して株式等投資をする際には
配当の高い銘柄、いわゆる高配当銘柄を知っておく必要があります。
では高配当銘柄とは
具体的にどのくらいの配当金を出す企業のことを言うのでしょうか。
目安にしていただきたいのは配当利回り3%以上です。
配当利回りとは
株式の買い付け金額に対して、1年あたり何%の配当金を受け取れるかという数字です。
100万円を出してA社株を買ってから
1年間のうちに配当金を5万円受け取ったとしたら…5万円÷100万円×100=5%上の計算の通り
A社株は配当利回り5%ということになります。
配当利回りが3%を超えている銘柄は十分投資するメリットがあると言えるでしょう。
年間3%もリターンがあるなんて
銀行預金にお金を置いておくのがもったいなく感じてしまいますね!
高配当銘柄に投資するときに気を付けたいこと
では高配当銘柄に投資する際に
気をつけなければいけないことはんでしょうか。
それは配当の持続性についてです。
この会社は今後も配当金を出し続けてくれるのか。
ここは非常に重要なポイントです。
せっかく買っても
すぐに配当金を減らされたり
無くなってしまう可能性もあります(これを減配すると言います)。
一方で今後も配当金の増額が見込める企業もあります(これを増配すると言います)。
最近のニュースを2つご紹介します。
・国際石油開発帝石が1株当たりの配当金額を24円から27円へ増配
これらのニュースを受けてJTの株価は下落した一方
国際石油開発帝石の株価は上昇しました。
このように増配や減配は株価にも影響を及ぼします。
高配当銘柄の紹介
実際に高配当銘柄として知られている銘柄には
次のような企業が挙げられます。
コード・ティッカー | 銘柄名 | 利回り(2021/5/8現在) | 連続非減配年数 |
8306 | 三菱UFJ | 4.14 % | 10年 |
8316 | 三井住友 | 4.80 % | 12年 |
9434 | ソフトバンク | 6.00 % | 2年 |
4502 | 武田薬品 | 4.89 % | 30年 |
8058 | 三菱商事 | 4.42 % | 5年 |
9432 | NTT | 3.68 % | 3年 |
JNJ | J&J | 2.52 % | 58年 |
KO | コカ・コーラ | 2.99 % | 58年 |
CSCO | シスコ | 3.06 % | 10年 |
ここでご紹介したものはあくまで好配当銘柄の一部分だけです
皆さんも株式投資をする際に参考にしてみてください!
まとめ
・インカムゲインとは
配当金を受け取ることにより得た利益のこと
・キャピタルゲインとは
株価の値上がりによって得た利益のこと
・株式投資ではキャピタルゲインだけでなくインカムゲインにも着目することが大切
・高配当利回りは3%が目安
ここまで読んでいただいてありがとうございました!!
最後に一つだけ大事なことをお伝えします。